asobann

asobann (遊盤) は、カードゲームやボードゲームを、オンラインでみんなで遊んだりするサービスです。PCのブラウザだけで、手軽に集まってすぐ遊べます。決まったゲームから選ぶのではなく、とりあえずトランプを出して「じゃあ何をしようか?」と会話しながら、何でもできるのが特徴です。同時に、そういうゲームを自分で作って提供するためのプラットフォームを目指しています。そもそもは私が作っているゲーム(心理的安全性ゲームなど)をオンラインでやりたいと思って、作り始めたものです。asobannはオープンソースで開発しており、ソースコードも公開しています。

遊び方

まず、一緒に遊ぶ人とWeb会議システムで会話を始めてください(Zoom、Google Meet、Discord、Microsoft Teamsなど)。asobannは複数人で遊ぶサービスですが、マッチングやコミュニケーションの機能はありません。

  1. 誰かひとりがasobann (https://asobann.yattom.jp)にアクセスします

  2. 空っぽのテーブルが表示されたら、URLをコピーして他の参加者に共有します

  3. 参加する人はURLをアクセスして、自分の名前を入れて「参加する」を押します

  4. 左の「テーブルに出す」から、遊びたい道具を選んで「追加」してください

  5. カードなどはドラッグで移動できます。ダブルクリックでカードを裏返したり、サイコロを振ったりできます

  6. 左の「手札エリアを作る」で、自分の手札の置き場所を作れます

詳しくは遊び方も参考にしてください。

連絡先

合同会社やっとむ屋とやっとむが開発・運営しています。

メール: asobann@yattom.jp

GitHub: https://github.com/yattom/asobann/

twitter: @yattom

facebook: yattom

できること

テーブル上に道具を広げて自由に並べたり、手に取って並び順を考えたりするように、自由に遊べるサービスがasobannの目標です。

利用シーン

  • オンラインでの会議やグループ作業の軽いアイスブレークに

  • リモートワークしているチームで雑談するきっかけ作りに

  • リモート研修の場作りに

  • オンラインでグループ向けワークショップを提供するプラットフォームとして

  • オンライン飲み会の趣向のひとつとして

  • アナログゲーム、ボードゲームのグループがオンラインで遊びたいときに

機能 (プレイヤー向け)

  • テーブル上に道具を好きに出したりしまったりできます

  • テーブル上に道具を自由に配置できます

  • カードのシャッフルなどができます

  • サイコロを振れます

  • 手札エリアに置いたカードは、表にしても他の人には見えません

  • 手札エリアはサイズ変更できます

  • テーブルは保存され、同じURLをアクセスすれば後で続きを遊べます

  • URLをシェアするだけで他の人を招待できます

  • 見学だけの参加もできます

クリエイター向け

現状では、自分でゲームを作る機能は最小限になっています。今後強化していきたいと考えています。そもそもは、私がやるワークショップで使うゲームをオンラインで提供するために作っているものです。同様のユースケースにマッチするかもしれません。

現時点で可能な操作として、テーブルのエクスポートとインポートがあります。エクスポートしたJSONを保存しておくと、インポートすれば同じテーブルを何回でも再現できます(インポートすると新しいURLを発行します)。またJSONを編集すれば自分でテーブルの内容を定義できます。いまのところJSONの仕様は定まっておらず、ドキュメントもありません。

利用目的は、いまのところ商用利用を含め自由にご利用ください。利用規約が整っていませんが、すべてあるがままの提供とし、提供者は発生した問題や損害の責任を負いません。今後asobann自体が成長して有料オプションを設けるなど、サービスの状況が大きく変わる時点で、条件などは変更する可能性があります。

制限事項

asobannはまだ開発初期です。機能は足りないし、不具合もあります。運用も不安定で、使えなくなったり、アップデートでデータが消えたりもします。

特に以下の点に注意してください。リンクはGitHubのissueです。voteしていただくと対応が早まるかもしれません。

  • 運用が不安定です。急に使えなくなったり、動作が遅くなったりします。特にアクセスが集中すると重くなります。 #43 (自分専用にサービスを立ち上げるのもお勧めです)

  • テーブルには誰でも参加できます。パスワードなどの保護はありません。 #41

  • データの保護はありません。これはいくつかの意味があります。

    • 参加者は相手の手札が見えませんが、技術的知識があれば簡単に知ることができてしまいます。(利害が生じるようなゲームへの利用は想定しておらず、この点の変更は予定していません。)

    • 不具合が原因でテーブルの状態がおかしくなることがあります。

    • テーブルにはURLがわかれば誰でも参加でき、変更もできます。また、他の人のプレイヤー名を入力すれば簡単に乗っ取れてしまいます。#41

    • テーブルは保存されるので、同じURLで後日アクセスしてゲームを続けられます。しかし障害やアップデートなどでテーブルが予告なく消えてしまう場合があります。 #42

  • 以下の機能は、これから(できる範囲で)実現したいと考えています。

    • スマートフォンやタブレットへの対応 #46

    • ユーザーの認証とテーブルの保護 #41

    • クリエイターが自作のコンテンツを提供できる #45

    • 参加者が書き込めるカード #17 #18

    • プランニングポーカーができる #15

    • 心理的安全性ゲームができる #16

    • 最初の人(ホスト)も自分の名前を設定できる #40

    • テーブル上でのボディランゲージやエモートによるコミュニケーション #38