宝探しアジャイルゲーム

紹介

宝探しアジャイルゲームはプロダクト組織でアジャイルなソフトウェア開発に取り組むとき、どんな混乱と困難に直面し、それをどう乗り越えていくのか体験する、楽しくてスピーディなゲーム型ワークショップです。目まぐるしく変わるビジネスの状況と対応策、アジャイル開発の原理と現実、開発とビジネスがお互い何を考えているのか知り合うことなどを実体験できます。

参加者は互いに競合する企業として、マーケットをめぐる戦いに挑戦します。ビジネス側は文字通りマーケットにコマを進めながら、開発側はビジネスの要望を受けて新機能を積み重ねながら、競合よりも多くのユーザーを獲得しようと協力します。ビジネス側・開発側という二者が1つのチームになること、これが「宝探しアジャイルゲーム」です。


ゲームを通じて以下のような体験ができるようデザインしています。

  • ビジネス側と開発側は、話が通じていそうで通じていない

→ 相互の理解が進むと立場を越えて一体となれる

  • リリースするだけではプロダクトは成功しない

→ ユーザー獲得というアウトカムが求めている価値

  • 立てた計画が競合他社によって台無しにされる

→ 作戦も必要だし、スピードも重要

  • ソフトウェア開発は部外者が思うより難しい

→ 後になるほど開発は思うように進まなくなる

  • 情報収集、コミュニケーション、計画と実施をしなくてはならないのに時間が足らない

→ 総合的に時間を味方につける動き方を模索する

ゲームの様子

8名~最大24名程度で遊びます。講師(ファシリテーター)が説明と進行を担当します。参加者は4~6名ずつのグループになります。グループはそれぞれが1企業で、マーケットの獲得を巡って争うライバル同士となります。企業(グループ)内はさらに、ビジネス側担当と開発側担当に半々で分かれます。

各企業テーブルには、紙のボードとコマが置いてあります。企業の開発担当は、一種のパズルを組み立てながら新しい機能を開発します。部屋の中央には大きな紙で、共通のマーケットが設置されます。各社のビジネス担当は、開発が完了した機能をマーケットにリリースしてユーザーを獲得していきます。マーケットは共通なので、各社の動きによって状況が変わっていきます。新しい機能でユーザーを獲得しようとしたら、僅差で別の企業がそのユーザーを先取りしてしまうかもしれません。

ゲームは7分間を1イテレーション(スプリント)として進行します。最初はルールの把握に混乱したり、ビジネス側と開発側のコミュニケーションがうまくいかなかったりして、なかなか思うようにいきません。慣れてくると今度は、他社の様子を見ながらいかに効率的にユーザーを獲得するかという作戦に頭を悩ませます。マーケットが充実すると、新規ユーザーでなく既存ユーザーの奪い合いになっていき、最後まで勝敗が読めません。

最後に勝ち残るのはどの企業になるでしょうか? 勝敗を分ける決定的な差は、開発スピードか、ビジネス戦略か、変化への対応か、密なコミュニケーションか、何になるでしょうか?

研修実施について

有償にて研修としての実施を承ります。いまのところ現地に訪問しての開催となります(オンライン版も検討中ですので、ご興味ありましたらお問い合わせください)。

こちらのフォームからお問い合わせください

なお宝探しアジャイルゲームは道具や準備が複雑なため、現在のところ講師による支援なしでの実施には対応していません。自分たちだけでやってみたい場合は、お問い合わせください。

過去の開催

2019/5/25 「カンバンゲーム」と「宝探しアジャイルゲーム」ワークショップ (主催: DevLOVE関西)

2019/8/5 親子アジャイル宝探しワークショップ (主催: クリエーションライン株式会社)

2018/10/2 プライベート開催

2018/9/27 プライベート開催

2018/5/13 知のフリマ

2017/4/7 プライベート開催

2016/11/26 プロダクトオーナー祭り 2016 ~世界を創るのは俺たちだ!~

2014/4/7 プライベート開催

2013/6/26 DevLOVE関西